出張講演 受付中止のご案内
新型コロナウイルス感染症脅威の状況下、例年にない多数の出張講演のご要望をいただいております。
しかしながら、冬場を迎え感染者数が増え全国的に収束の目途が立たない現状、演者・参加者の感染
リスクなどを考慮すると、出張講演実施は難しく、当面の間受付を中止する事といたしました。
尚、受付の再開は本ページにてお知らせいたします。
何卒ご理解の程、宜しくお願い申しあげます。

公益財団法人 日本感染症医薬品協会は、1946年8月に社団法人ペニシリン協会として設立されて以来、ペニシリンの国内生産技術及び適正な臨床応用法の確立を始めとして、抗生物質及び関連医薬品の分野において、基礎研究、臨床研究、製造技術などの研究推進、普及啓発に務めてまいりました。
また、抗生物質及び関連医薬品の研究・開発・製造・販売・適正使用情報の提供等により、感染症の予防及び治療に尽力している企業の協賛を受け、感染症の克服に向け、努力しております。

上記活動の一環として、社会人・大学生及び中・高校生を対象として、感染症への対策、また、強い目的意識で活動したペニシリン創生期の話題等を、若い世代の方達へ伝えていきたいと考えております。
希望される講演テーマや日程等を申込みフォーム(Word | PDF)にご記入いただき、下記までお申し込み下さい。申込書を受領次第、担当者よりご連絡させていただきます。
(申込先)
公益財団法人日本感染症医薬品協会  gakkyo@antibiotics.or.jp  FAX  03-3491-0179

私たちが出来ること、お願いしたいこと。
ご希望のテーマに沿った感染症関係の講師をお選びし、出張講演を行います。
講演依頼から日程調整など、全て本協会が手配致します。
講師にかかる費用(講演謝礼・旅費)は本協会が負担致します。
出張講演の会場をご提供下さい。
小学校、中学校、高等学校への出前授業も行います。
その他、病院の研修などにもご利用下さい。
出張講演は、不特定多数の人々を対象とした公益事業ですので、外部の方の聴講希望があった場合には、受け入れをお願いすることがあります。
過去の講演タイトル
感染症の範囲内でテーマのご相談に応じます。例えば・・・
最近話題の耐性菌について
 ・薬の効かない菌ってどうやって出来るの?
インフルエンザについて
 ・インフルエンザと風邪はどう違うの?
結核予防について
 ・結核って昔の病気じゃないの?
海外渡航で注意が必要な感染症(地域別)について
 ・海外に行ってうつる病気ってなぁに? ・海外で処方される薬って日本人が使っても大丈夫?(特に子供)
 ・自分で出来る実用的な予防方法はありますか?また病院に行くまでに取り敢えず自分で出来る対処法はありますか?
性感染症について
 ・エイズって不治の病なの? ・HIVとエイズってどう違うの?
食中毒について
 ・どうして食事で病気になるの?
冬のかぜとその予防
 ・風邪って冬しかかからないの? ・学級閉鎖はなぜ必要なの?
ペットからうつる感染症
 ・ペットとキスしちゃいけないの?
ペニシリン創生期の話題
 ・日本で初めて作られた抗生物質ってなぁに?
ジェネリック医薬品
 ・使っている薬をジェネリックに替えると何が変わるの?


過去の講演タイトル
 
「国産ペニシリン創世期の話題」
(2020年12月、東京都)
神奈川工科大学 名誉教授
松本 邦男 先生
(講演風景)

(講演報告)
・ペニシリンとは、アレクサンダー・フレミングによって、1929年世界で初めて発見された抗生物質で、細菌細胞壁の合成阻害により効果を発揮するため、細胞壁をもたないヒトの細胞にはほとんど副作用を示さない優れたくすりである。
・1941年フローリーとチェインにより、ペニシリンの効果が臨床的に確認され、医療への実用化への道が開かれる(ペニシリンの再発見)。
・遣独潜水艦作戦で、殆どの潜水艦が沈没、撃沈される中、伊号第八潜水艦だけが完全往復に成功し、ペニシリン情報を記載した「キーゼの総説」が奇跡的に日本に運ばれた。
陸軍上層部は、サルファ剤の製造に続き、ペニシリンの開発も認めなかったが、英首相チャーチルがペニシリンにより一命を取り止めたという新聞記事(後に誤報と判明)で一転して、1944年ペニシリン開発を命令し、陸軍軍医学校の下に、第一線で活躍している医学や農芸化学などの研究者達が科学動員されてペニシリン委員会(主宰者:稲垣克彦軍医少佐)が開催され、国産ペニシリン開発が始まった。
稲垣の見事な旗振りの下で、梅澤濱夫をはじめとする研究者達は、戦時下という厳しい環境にも関わらず、科学者としての使命感をもち、個人の名誉や利害を超えて共同研究に取り組み、わずか9か月という短期間で国産ペニシリン(碧素)開発を完成させた(1944年10月)。終戦までに、ペニシリン開発に成功した国は、イギリス、アメリカ、日本の3か国のみであった。
・稲垣は、ミルク工場が、ペニシリンの大量生産にそのまま利用できるのではないかと考え、森永食糧工業(株)に依頼し、ペニシリンの大量生産が始まり、早くも1944年12月にペニシリン生産に成功した。
ペニシリンの使用は民事よりも、軍需を優先していたが、東京大空襲の被災者や原爆被爆者の治療にも用いられた。
・国産ペニシリン開発の戦後は、ペニシリン工業が平和産業として戦後復興の原動力となり、日本をその後の抗生物質大国に導き、ノーベル生理学医学賞を受賞した大村 智博士のイベルメクチンの開発に繋がった。
・日本感染症医薬品協会所有の唯一現存する碧素アンプル(内藤記念くすり博物館にて常設展示)が令和元年9月10日に、国立科学博物館の重要科学技術史資料に登録された。
・相澤 憲のペニシリン開発の回想に、「豊かな条件に恵まれた資金も資材も手には入る整った環境でなくとも、みんなが本当に心から協力し、お互いにわだかまりもなく、閉鎖性を捨て、研究成果を公開して連携し共同研究が出来たからです」とあり、「国産ペニシリン開発」の歴史は、今、私たちがすべきことを一緒に考えましょうと教えてくれています(国産ペニシリンの温故知新)。
(追記:稲垣と梅澤は、国産ペニシリン開発の推進者として尽力し、稲垣は、「日本のペニシリン開発者の父」と言われ、梅澤は、戦後の抗生物質の学界ならびに産業界を牽引し、抗生物質の発展に多大なる貢献をした。)



「ノロウイルス・インフルエンザの老人保健施設での予防対策」
(2020年2月、神奈川県)
聖マリアンナ医科大学感染症学講座 教授
國島 広之 先生
(講演風景)

(講演報告)
標記の内容で講演する予定であったが、國島先生が急遽準備され、今、世界的問題となっている「新型コロナウイルス感染症」についてメインで講演された。分かりやすく、とても興味深い内容で職員の方は熱心に聴講し、質問も多く、いい講演となった。



「身近な感染症、予防から治療まで -インフルエンザから自分を守ろう-」
(2019年12月、埼玉県)
埼玉医科大学感染症科・感染制御科 教授
前﨑 繁文 先生
(講演風景)

(講演要旨)
・参加者:中学生 全学年生徒、教職員、PTA、約230名
・インフルエンザは全身の感染症です。高齢者や重い病気をもっている人がかかると時に重症になることがあります。
・インフルエンザになったら必ずマスクをして、ほかの人に感染させないようにしましょう。
・今では鼻水や喉の粘液を検査して、数十分で診断ができます。
・A型、B型、まれにC型もある。B型は人だけに感染するが、A型は人間以外にも感染します。
・新型インフルエンザはA型のみです。直近の流行は2009年で、数十年に一度の間隔で新型インフルエンザが発生します。
・はしか(麻疹)は一度感染すると記憶され(免疫)、一生に一回しか感染しません。
・インフルエンザは毎年少しずつ変化するので、何回も感染します。毎年、予防接種をすることで免疫を付ける必要があります。
・インフルエンザは飛沫感染として、咳やくしゃみなどから感染します。
・インフルエンザの薬を飲めば熱が下がる時間が1~2日早くなります、今は1回投与の薬もあります。
・予防としてマスクをして、口や鼻の中の乾燥を防ぎ、こまめに手を洗うことが大切です。また、流行する前の11月終わりまでには予防接種を済ませましょう。
・一番大事なのは、毎日、睡眠、休養、栄養を取って体調を管理してください。



「食中毒とその感染予防対策について」(2019年6月、神奈川県)
聖マリアンナ医科大学微生物学教室 教授
竹村 弘 先生
(講演風景)

(講演要旨)
・食中毒の予防は、i) 生の肉を食べない、ii) 食品を加熱(75ºC、1分以上)調理する、iii) 手指衛生、調理環境の衛生を徹底する。
・食品を100ºC度に加熱しても細菌が作る毒素は無毒化しないものがあるし、ウエルシュ菌、セレウス菌などの芽胞をつくる細菌は死滅しないので注意が必要。
・肉を切った包丁で野菜は切らないように注意する。
・原因微生物によって潜伏期間が違い、数時間~1週間後に発症する。
・トイレでスマホを操作する、用を足した後にトイレットペーパーの端を三角に折るなどは、菌がついているかもしれない手を使うので、要注意!
・病原体は熱に弱いので多くは加熱すれば殺菌されるが、キャンプ場のカレー等、一度に大量に調理して放置すると40~50ºCで保たれた状態が長く続き、ウエルシュ菌を増殖させる危険性が高い。家でのカレー、2日目など寝かせるとおいしいが、一度に大量に調理した場合は、食中毒予防のためには、すぐに冷ましてタッパーに入れ、冷蔵庫保存の方が良い。


「意外とちゃんと知らない身近にある感染症」(2019年2月)
医療法人社団埴原会赤羽病院 非常勤
林 泉 先生
(講演風景)


「HIV診療の現状と針刺し対応」(2018年9月)
国際研究開発法人国立国際医療研究センター
エイズ治療・研究開発センター
潟永 博之 先生
(講演風景)


「よくわかる身近な感染症」(2017年9月)
帝京大学医学部微生物学講座 主任教授
斧 康雄 先生
(講演風景)


「結核予防について」(2017年6月)
公益財団法人佐々木研究所附属杏雲堂病院 顧問
林 泉 先生
(講演風景)


「急性期病院における耐性菌対策」(2017年6月)
三田市民病院 院長
荒川 創一 先生
(講演風景)


「ペットからうつる感染症について」(2016年9月)
元東京都福祉保健局  龍田 桂吉 先生
(講演風景)


「夏に多い食中毒 -知っておくべき知識-」(2016年8月)
社会医療法人石心会狭山病院 院長補佐
豊永 義清 先生
(講演風景)


「話題の感染症。エボラ、MERS、ジカ熱、インフルエンザなど」
(2016年7月)
埼玉医科大学感染症科・感染制御科 教授
前﨑 繁文 先生
(講演風景)


「結核予防について」(2016年6月)
公益財団法人佐々木研究所附属杏雲堂病院 顧問
林 泉 先生
(講演風景)


「エイズに関する正しい知識」(2015年11月)
東京医科大学八王子医療センター感染症科 教授
藤井 毅 先生
(講演風景)


「感染症を理解するために」(2015年7月)
豊永 義清 先生
(講演風景)


「B型、C型肝炎、針刺し事故やキャリア対応等について」(2015年7月)
東京大学医学部感染症内科 准教授  四柳 宏 先生
(講演風景)


「海外で感染する感染症について」(2015年7月)
北多摩病院 副院長  戸塚 恭一 先生
(講演風景)


「多剤耐性菌患者の現場での対応とその検査と治療について」
(2014年11月)
北多摩病院 副院長  戸塚 恭一 先生
(講演風景)


「医療・保健・福祉施設で問題となる下痢の話」(2014年2月)
帝京大学医学部微生物学講座 主任教授  斧 康雄 先生
(講演風景)


「目で見て理解する感染症 ―症状、検査も加味して―」(2013年11月)
社会医療法人財団石心会埼玉石心会病院 院長補佐 豊永 義清 先生
(講演風景)


「ガイドラインを用いた肺炎の診断と治療」(2013年9月)
産業医科大学医学部呼吸器内科学講座 教授  迎  寛 先生
(講演風景)


「ワクチンで防げる病気(VPD)とワクチン ~最近の動向~」
(2012年12月)
慶應義塾大学医学部感染制御センター 教授  岩田 敏 先生
(講演風景)


「結核の基礎知識と接触者感染」(2012年8月)
帝京大学医学部微生物学講座 主任教授  斧 康雄 先生
(講演風景)


「感染症の流行と学校での対応」(2012年7月)
社会医療法人財団石心会狭山病院 院長補佐  豊永 義清 先生
(講演風景)


「インフルエンザ、感染症菌など抗生物質から見る菌」(2012年2月)
帝京大学医学部微生物学講座 主任教授  斧 康雄 先生
(講演風景)


「エイズ講演会」(2011年12月)
東京大学医科学研究所附属病院感染免疫内科診療科長
藤井 毅 先生
(講演風景)


「インフルエンザ等、小児がかかりやすい感染症について」(2011年2月)
東京慈恵会医科大学附属柏病院 小児科診療部長 和田靖之 先生
(講演風景)

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